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ブックマーク / brighthelmer.hatenablog.com (2)

  • 表現の差別性を告発すること - 擬似環境の向こう側

    いまも昔も、ネットでのコミュニケーションでは諍いが絶えない。昨日はあちらで、今日はこちらで、といった感じで、いろいろなところで火の手が上がる。 それらの「論争」を眺めていると、対立している双方が強い被害者意識を持っていることが少なくない。とりわけそれが「差別批判 vs 表現の自由の擁護」という構図を取ると、その傾向はより一層強まる。 一方には、差別によって苦しんでいたり、その苦しみを引き受けることでメディア表現のあり方を問題視する人たちが存在する。他方には、そうした差別批判によって自分たちが享受してきた表現の自由が脅かされていると感じる人たちがいる。「相手によって自分たちの権利が脅かされている」と感じる人びと同士が対立する構図が生まれてしまっているように思える。 そのような構図のもとでは、「潰すか、潰されるか」という発想にしかならず、意見の違いを認め合ったり、歩み寄りが生じたりすることはま

    表現の差別性を告発すること - 擬似環境の向こう側
  • 何がリフレ政策を実現したのか - 擬似環境の向こう側

    日銀をめぐるネット論争 ネットではかなり前から「リフレ政策」の是非が語られ、時として論争が発生してきた。なかでも、ぼくにとって印象深いのが、匿名官僚ブロガーであったbewaadさんという人の主張をめぐって2010年ごろに起きた論争だ。 bewaadさんのブログには頷けるところが多く、ぼくもよく勉强させてもらっていた。ところが、このbewaadさんがリフレ派の一部から「裏切り者」として批判されるようになった。 この論争の論点は多岐にわたるし、経済学素人のぼくには手に負えないものが多い。ただ、それらの論点の一つは「なぜ日銀は世界標準の経済理論を採用しないのか」というものだった。 この問題について、リフレ派の一部は日銀による言論統制を挙げ、そのなかのさらに一部は陰謀論へと傾いていった。給料が安定している日銀職員にとっては(日経済全体を犠牲にしても)デフレによる物価下落は好ましいというものや、親

    何がリフレ政策を実現したのか - 擬似環境の向こう側
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