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ブックマーク / macgyer.hatenablog.com (3)

  • シャブとものづくりのファンタジー:『シャブ極道』と『風立ちぬ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    先日書いた『風立ちぬ』のエントリが未だにアクセス数を稼いでいてくれてニヤニヤしているのだが、少し戸惑ってもいる。 『風立ちぬ』って、そんなに難解な映画じゃないと思うんだよね。むしろ、『もののけ姫』や『ハウルの動く城』の方が難解――「映画」というものの定石から外れていて、意味を読み取るのに苦労する作品だろうと思うのだ。 主人公が世間の常識や良識から外れた俺ジナルな価値観を持ち、俺ジナルなライフワークに邁進している。 時に「俺ジナルな価値観」は「少年の心」や「聖なる魂」として描かれるが、世間から外れているという意味で同じである。 主人公は人格的に破綻したダメ男であるが、一方で凡人にはない強烈な魅力や能力を持っており、様々な人間がそんな主人公にシビれ憧れ、協力する。 中でもヒロインはダメさも含めて主人公に惚れ抜いており、ダメ男としっかり者のヒロインが様々な障害や挫折を、愛情と機転で乗り切っていく

  • このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー

    雄山「中川、今日の映画はなんだ?」 中川「『ワールド・ウォーZ』にござります」 雄山「ほう。有名なゾンビ小説映画化だな。モキュメンタリーならぬ架空のオーラル・ヒストリー形式で、ゾンビ発生による世界的危機“世界ゾンビ大戦”を乗り越えた時点から語るという、なかなかに考え抜かれた小説だったな。映画も楽しみだ」 WORLD WAR Z 上 (文春文庫) マックス ブルックス Max Brooks 中川「この中川、雄山さまの好みは熟知しておりますゆえ」 雄山「ハハハ、こやつめ。それでは、観てみるとするか」 二時間後 雄山「……このゾンビ映画を作ったのは誰だあっ!」 中川「先生、どうか落ち着いてください」 雄山「だから私はこんな下衆なシネコン映画を観るのは嫌なんだ! 人に金と時間を払わせておいて、こんなものを観せるとは!!」 雄山「ええい、我慢ならん。監督を呼べ!」 マーク・フォースター「わ……私で

    このゾンビ映画を作ったのは誰だ!:『ワールド・ウォーZ』と『ウォーム・ボディーズ』 - 冒険野郎マクガイヤー
  • 映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー

    勝つために戦え!〈監督篇〉 ライムスター宇多丸が先週タマフルでお薦めしていた押井守の新刊「勝つために戦え! 監督編」を読んだのだが、面白かった。 TBS RADIO ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル 前作にあたる「勝つために戦え!」は何年も前に読了済みなのだが、自分はあんまりサッカーに興味が無いので、押井守の言いたいことも分かるのだが正直あんまり楽しめなかった。 だが、今回は「映画監督にとっての勝ち負けとは?」に特化した内容で、その視点でゴダールやヒッチコックや深作欣二から、キャメロンや北野武や三池崇史までを俎上に乗せ、聞き役の野田真外相手に語りまくるという、映画監督押井守が大好きな自分にとってはかなり満足な内容のであった。 押井守の考える、映画監督にとっての勝利とは、次の二点だ。 常に映画を作り続けることができる(理想は死ぬまで) 「自分の」映画を作れる だから、常にヒッ

    映画監督押井守にとっての勝利と敗北──もしくはキャメロンに「負けた」理由 - 冒険野郎マクガイヤー
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