地方独立行政法人の市立大津市民病院(大津市)で多数の医師が退職の意向を示している問題をめぐり、京大医学部の「医局」から派遣されている「脳神経内科」「麻酔科」「放射線科」の医師7人も今年度中に退職する方針であることが19日、同病院関係者への取材でわかった。これにより、同病院在籍の京大医局派遣の医師27人全員が退職となる見通しで、同病院や市は対応を迫られそうだ。 病院関係者によると、新たに今年度中に退職する方針、意向を示していることが分かったのは、脳神経内科4人、麻酔科2人、放射線科の非常勤医師1人の計7人。脳神経内科では別の医師1人がすでに3月末で退職している。 同問題をめぐっては今年2~3月、京大医局から派遣されている外科、消化器外科、乳腺外科、脳神経外科、泌尿器科などの医師が前理事長の北脇城氏(66)らのパワーハラスメントなどを理由に計20人が相次いで退職の意向を表明。このうち5人がすで