第153回芥川賞は 羽田圭介(29才)の「スクラップ・アンド・ビルド」 又吉直樹(35才)の「火花」 に決定した。 芥川賞とは あの芥川龍之介の業績を記念して、友人の菊池寛が創設した通称「芥川賞」は、純文学の新人にのみ与えられる文学賞であり、日本文学振興会により選考が行われる。 1935年より年二回の発表があり、発表済みの作品の中より、短編・中編作品のみが対象となる。 芥川賞の賞金 正賞として「懐中時計」 副賞として「金100万円」 が授与される。 そして受賞した作品は「文藝春秋」に掲載される。 直木賞とは 正確には直木三十五賞と呼び、新人から中堅作家までの大衆小説作品から選ばれる文学賞であり、通称直木賞と呼ぶ。 一昔前までは、上記の芥川賞と同じ新人の作品に対する賞であったが、現在では中堅からベテランまで幅広く受賞の対象となっている。 直木賞の賞金は 芥川賞と同じ「金100万円」 となって