"財津教授は講演において、ドゥルーズが『シネマ』で展開する「運動イメージ」及び「時間イメージ」という概念の独創性について力説した。ドゥルーズによれば、どちらもベルクソンのイメージ概念から大きな示唆を受けている。だが、ベルクソンは映画におのれのイメージ概念を適用することはなく、それどころか映画イメージそのものに否定的であった。それゆえ、ドゥルーズがベルクソンをどのように解釈して『シネマ』に援用したのかを知ることが重要である。  この講演の後、会場では「フレーム」、「ショット」、「モンタージュ」といった映画の基本要素をドゥルーズがどのように理解しているか、ベルクソンとの接点はどこにあるのかをめぐって活発な討論が展開された。"

YTPXYTPX のブックマーク 2008/12/14 05:33

その他

このブックマークにはスターがありません。
最初のスターをつけてみよう!

早稲田大学交域哲学研究所|Institute of Interregional Philosophy, Waseda University ニュース&トピックス

    \ コメントが サクサク読める アプリです /

    • App Storeからダウンロード
    • Google Playで手に入れよう