これは中野さんが初めて指摘したことだと思いますが、メジャー週刊少年誌の世界から1983年を最後に「読み切り短編」がほぼ消えてしまった、という驚くべき事実があります。中野さんは少年誌を丹念に調べて、それが1983年と84年の間に起こった現象だと突き止めます。俺は中野さんに指摘されるまで、このことに気がつきませんでした。なるほど、確かにそのあたりから各誌の長期連載が始まっています。この長期連載が、ビジネスとしてのマンガを発展させたことは確かなのだが、それは同時にマンガの可能性を狭めることにも繋がったのではないか、と中野さんは説きます。俺も、まったく同感であります。

mitchikeuchimitchikeuchi のブックマーク 2009/01/21 02:58

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