私は、ライブドアがメディアに手を出したのが全ての始まりだったように思います。それまでメディアは、新聞の再販制と独禁法の適用除外、テレビなどの電波媒体が放送法という鎧に守られていました。ソフトバンクとマードック氏のテレビ朝日も、楽天のTBS買収も、法律により阻まれてしまった事が、その守りの堅さを表しているでしょう。 しかし、ライブドアと堀江被告は、ここでも抜け道を見つけます。フジテレビの株式を、はるかに規模の小さな、そしてメディアの中で一番法律による守りの弱いラジオ会社であるニッポン放送が持っていた事です。 驚いたのは、フジテレビだけでは無かったでしょう。インターネットの台頭と共に、将来への不安を抱えていたオールド・メディアにとって、ライブドアのフジテレビ買収しようとする動きは恐怖その物だったのではないのでしょうか。 転機は、堀江被告の衆議院選挙に落選した事だったように思います。今では信じられないかも知れませんけれど、メディアは郵政選挙が始まった時には自民党が勝つとは思っていませんでした。自民党が抵抗勢力との分裂選挙だったからです。 ところが小泉自民党は、郵政選挙に大勝してしまいます。この時メディアは、何を思ったのでしょうか。聖域なき構造改革が、メディアまで及んでしまう事への恐怖だったのかも知れません。それまでは一部には堀江被告を持ち上げていたメディアもあったのに対し、選挙以降は完全に無くなりましたから。

matukenmatuken のブックマーク 2009/02/10 22:26

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