講演、メディア出演、執筆などを通じて、炎上の「火消し」からフェイクニュース対策まで幅広く発信している小木曽健氏によるネットニュース分析、推察コラム。 大規模な災害時、まともな大人なら絶対にやってはいけない「アウトな行為」があります。残念ながら今回の能登半島地震では、いい歳した大人たちがそれら全てをコンプしてしまいました。 1.現場に電話しちゃう 地震発生直後、ある評論家が石川県の志賀原発に電話し、クソ忙しい担当者を捕まえ「放射能は大丈夫か?いつわかる?住民は逃げるべき?」と質問したそうです。 その愚かな行為は、限られた現場リソースと通信手段を確実に奪います。なんで電話しちゃうの? SNSでそのやり取りを誇らしげに報告し「人手が足りないそうです」と書いている様子からも、ご本人は全くわかっていない模様。東日本大震災でもさんざん批判された愚行です。いい加減学びましょう。 2.素人が現地に乗り込む