大学生の2人に1人が奨学金 1月29日 4時5分 長引く不況の影響などで、昨年度、学費や生活費の支払いのため奨学金を受け取った大学生は50.7%と、2人に1人に上っていることが分かりました。 この調査は、「日本学生支援機構」が2年に一度行っているもので、昨年度は、全国の学生のうち8万2000人余りを対象に調査を行い、このうち半数近くの3万7000人余りから回答を得ました。それによりますと、学生が1年間に使った費用は、学費が117万円、食費や家賃などの生活費が66万円の合わせて183万円でした。年間の費用がこれまで最も高かった平成12年度と比べると、学費は5万円近く値上がりしていますが、生活費は逆に28万円近く減っていました。一方、家計が厳しくなるなか、昨年度、奨学金を受け取った学生の割合は50.7%で、平成20年度の調査と比べると7.4ポイント高く、2人に1人に上っていました。長引く不況の