クラウドサービスのコストが予想より高いことに気付いたユーザー企業は、ROI(投資利益率)改善のために、クラウドサービスの利用を見直し始めている。 Amazon Web Servicesの同名サービスやMicrosoftの「Microsoft Azure」、Googleの「Google Cloud Platform」などのクラウドサービスを使い、ユーザー企業がワークロード(アプリケーション)を実行することが当たり前になった。クラウドサービスの登場当初は、従量課金の料金体系がユーザー企業にとって魅力の一つとなった。物理サーバを購入してオンプレミスインフラで管理するよりも初期コストが抑えられると考えたからだ。 「クラウドは思ったよりも高かった」がなくならない理由 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界的に流行したことで、クラウドサービスの利用はさらに拡大した。テレワーク中の従業員が、