去年末頃だったか、アウトドアブランドで有名なパタゴニアの日本法人から連絡が来ました。何かと思えば、映画の相談でした。え?映画?あのパタゴニアが? 聞けばパタゴニアが資金を出して、ダム撤去の映画を制作したという。そして制作責任者は創業者のイヴォン・シュイナードだという(後で知ることになるが、この映画を一緒に企画したのはマット・シュテッカーでイヴォン・シュイナードの娘婿だということだ)。 映画の配給をしていると、様々なルートで実に様々な方々が映画配給の相談をくださるのですが、パタゴニアから来るとは驚きでした。以前からパタゴニアは好きで、自分の講演会でも22世紀以後も通用するサステイナブル・カンパニーなどと紹介していました。だって、自分たちの服を「買わないで」とお客に訴える会社なんて他にないですから。「必要」なら買って欲しいが、欲を満たすためには買ってほしくないということなんでしょう。大量消費、