2017年1月6日のブックマーク (2件)

  • 『失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて』 - HONZ

    書『Heirs to Forgotten Kingdoms』は、アラビア語とペルシア語を流暢に操り、イギリスおよび国連の外交官を務めた経験をもつ著者ジェラード・ラッセルが、中東の宗教的少数派のコミュニティを訪ねて旅し、現地の言葉で丁寧に話を聞きとって、現代に生きるその姿をまとめあげたものである。 1997年、駆け出しの外交官だった著者は、エジプトに配属されてアラビア語を学んでいた。著者はカトリック教徒で、祈る時にもアラビア語を使えば上達するのではないかと思い、エジプトのキリスト教会であるコプト教会に通い始めた。これが著者と宗教的少数派の初めての出会いだったという。聖テレーズ教会というその教会は、キリスト教徒だけでなく、地元のユダヤ人やムスリムからも愛されていた。そこには、イスラーム教と他の宗教との確かな共存の形があった。 中東といえばイスラーム教一色だと思いがちだが、実は中東は多様な宗教

    『失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて』 - HONZ
  • 学校で名前がかぶった話

    小学校の時、同姓同名の子がいた。 うちの田舎はよくあることだけど、特定の名字が多い。 私は増田隆だったが、同級生も増田隆だった。 その他に、増田孝雄がいて、増田貴子もいる。 そんな小学校だった。 そんな田舎なので、クラスが30名1クラスしかない。 そのクラスの生徒のうち、増田姓が半分ぐらいいた。 増田隆が同じ学校に2名存在した場合、 普通ならクラスをわければ混乱は少なくなるだろう。 でも1クラスしかないここではそうはいかなかった。 先生は困り果て、生年月日のはやい順に増田隆A、増田隆Bと呼ぶことにした。 ところが、これが親からの猛反対にあった。 子どもをものみたいに記号をつけるなと。 じゃあ、どうして欲しいのかという意見は親からでなかった。 先生はさらに困り果て(代わりの教師はいないのも理由だ)、 教室には「増田隆くん」は1人しかいませんとみんなの前で発表した。 突然はじまったその説明によ

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