岩手県大船渡市へ送るブラジャー用ハンガー。丸いカップにブラを干し、ハンガー本体にシャツを干せば下着を隠せる=姫路市白浜町甲 兵庫県姫路市の町工場がつくっている「ブラジャー用ハンガー」が、岩手県大船渡市の避難所へ支援物資として送られる。洗濯したブラジャーの形を崩さず干すことができるハンガーで、ワイシャツやブラウスと一緒に干せば下着を隠すこともできる。避難所で共同生活を送る女性が気兼ねなく下着を干せるようにと、寄付を思いついた。 ハンガーは姫路市白浜町甲の岡崎産業が2005年に開発し、昨夏に日米で特許を取ったオリジナル商品。百貨店や通販雑誌で人気を呼び、販売開始以来10万セット以上売れている大ヒット商品で、現在は岡崎善樹社長(62)と妻、パート従業員3人の計5人で会社を切り盛りしている。 避難所へ送るきっかけとなったのは、新聞で避難所のひとたちが洗濯をしている姿を伝える記事を岡崎さんが見