【ワシントン=山田哲朗】シュレッダーにかけられた文書を解読する米国防総省高等研究計画局(DARPA)の公開コンテストで、同局は2日、米カリフォルニア州のチームが全文書の復元に成功、賞金5万ドル(約390万円)を獲得したと発表した。 競争には約9000チームが参加。このうち優勝したのは、サンフランシスコの少人数のコンピュータープログラマーらで、紙片の組み合わせ案を探索するプログラムを開発、提示された組み合わせを人間が確認していく方法で、5種類の文書、計1万個の紙片を復元した。 専門家の間では当初、そもそも短期間での全問解答は不可能との見方もあった。同局は「コンピューターだけではなく、人間の力も組み合わせる手法が最も効率的だった」と評価している。
印刷 関連トピックスギリシャ欧州各国の「双子の赤字」 内閣府は、欧州や米国では物価上昇と景気の低迷が同時に進む「スタグフレーション」とも言える状況にあるとの認識を、2日公表した報告書「世界経済の潮流」で示した。失業率が高止まりしたまま、物価が上昇しているためだ。 報告書は年2回の公表。今年は欧州の債務危機の背景や解説にページを割き、世界経済の現状や今後の見通しを分析した。 物価は世界的に2010年中は落ち着いていたものの、11年には新興国の経済成長を背景に再び上昇傾向に転じたとした。物価上昇率と失業率との各国比較では、中国や韓国では失業率は大きく変わらないものの、米国、英国、ユーロ圏では失業率が高止まりしており、スタグフレーションの懸念を指摘した。 欧州の経済状況も国ごとに分析。輸出主導で企業の収益性が比較的高いドイツだが、足元では個人消費が弱く不透明感が増していると指摘。ドイツに
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