10年前のある日の事です。「どんなに変型してもバランスが破綻しないフォント」はあるのだろうか?最初は単なる思いつきでしたが、実際あったら面白い・・・が出発点でした。私は仕事で変型文字のロゴデザインやレタリングをやっておりましたので、平体から長体まで耐えられるエレメントのカタチ(平均律)があるのではないかと日々感じていました。本気で試行錯誤したくなり、自分が本当に作りたかったのはこういうフォントではないかと思い始めました。 今、ようやく「ドミナントコンセプトによる平均律フォント」として出来上がったものから公開できるまでになりました。商用フォントは初めてで解らない事ばかりですが、自分に「良し!」を出せれば、読みやすさの一つの方向性として受けいれていただけるのではないかと考えております。 今後とも「目ごこちのよいリュウセイフォント」をどうぞよろしくお願い申し上げます。