米ニューヨークのタイムズスクエアでタバコを吸う女性(2010年9月16日撮影)。(c)AFP//Getty Images/Spencer Platt 【11月26日 AFP】受動喫煙による死者は世界で年間60万人もに上り、その3分の1が子どもだと指摘する報告が26日、英医学専門誌「ランセット(The Lancet)」発表された。これは、同年の全世界の死者の1%に相当するという。全世界を対象とした調査結果が明らかにされたのは今回が初めて。 個人の嗜好からくる生活習慣病とは異なり、受動喫煙の被害者は他人、特に自分の家族の不健康な習慣によって、究極の犠牲を強いられているといえる。 192か国・地域を対象とした最新の調査データは2004年のもので、世界の非喫煙者のうち子どもの40%、女性の35%、男性の33%が受動喫煙にさらされていた。 受動喫煙によって死亡した例の半数は女性で、男性と子どもが残り
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