ラフマニノフの『鐘』。 正確には『前奏曲 Op.3-2』というピアノ曲で、実は私の十八番だったりする。 そして、私の修士論文のテーマは 『ラフマーニノフの音楽における「鐘」のモティーフについて ~幻想小曲集Op.3を中心に~』 というもので、この前奏曲『鐘』は、幻想小曲集の中の第二曲目であり、ロシアにまで行って研究、勉強した思い入れのある曲だ。 なのに、このオリンピックに関連してテレビで本当~にいい加減な曲の解説がされていて、今日、とある番組で 「もともとは女性の愛をテーマにした曲だそうです」 という解説を聞いたときには、顎がはずれそうになってしまった。 正直、オリンピックで真央ちゃんがこの曲を使うと知ったときは 「なぜわざわざこの曲を・・・!?」 と、心配に感じた。 理由は後述するが、ガーシュウィンのピアノ協奏曲とは違って、確実にスケートを滑るには難しい曲だからだ。 ↑昨日のテレビではガ
代々木に「STARS ON ICE」を観に行きました。 息をのむ瞬間の連続でした。 素晴らしかったです! 相撲や野球(松井君!さすがの活躍ですね!)、ボクシングやラグビーなど、スポーツ界の素晴らしき友人との出逢いから、 勝負の世界の努力と厳しさを、 そして音楽はもちろんのこと、バレエやダンス、オペラや歌舞伎、演劇や舞台など、芸術の世界における 卓越した感性と技によって生み出される美と感動を、 すべての体験から多くの事を感じ、学び、そして勇気をもらってきました。 そして! 初めて観る生のフィギュアは想像を超えたまさに総合芸術と呼ぶにふさわしい すべての肉体的、芸術的要素を孕んだ、スリルに満ちた驚くべきエンターテイメントでした。 氷上のスター達が、各々の存在感を存分に発揮し、音楽を体現し、魅せる。 「ギター・コンチェルト」の出だしの音と共に小塚くんの演技が始まった瞬間、 あのメロディーを奏でた
「チャイハナ」=中央ユーラシアの町や村の情報交換の場でもある茶店。それらの地域を含む旧ソ連圏各地の掲示板を翻訳。 今巷で(というか一部のネット界隈だけかもしれないけど)話題の“真央vsヨナ対決”に対するロシア人の反応はどうなのか?とのメールが複数の読者からありました。 フィギュア・スケートでロシア絡みというのなら、以前のコメント欄で名前が出ていた、川口悠子ネタの方が色々と面白いです。あちらの民族・人種問題も交え、その内取り上げようとは思っていたのですが、そうなるとまた時間がかかりそうなので、とりあえず、こちらを先にざっと訳してみましょう。 フィギュア、というかスケート全般について完全に素人なので、今回は管理人のコメントは最小限にしました。あと、間違いがあったらご指摘願います。 2010年3月27日付け、ロシアのスポーツ紙“スポーツの今日”のサイトにあった浅田に関する記事は以下の通り。 --
フィギュアスケートのジャンプで難易度の高いトリプルアクセルに14歳で成功し、天才少女と呼ばれた浅田真央。高度な技術を武器に、初の五輪に挑むが、浅田の一流の技の裏には、思春期の成長の中で、ジャンプの踏み切り、高さ、空中姿勢など成否を分ける微妙な「感覚のズレ」を修正し続けてきた努力があった。 男子並み高速回転 トリプルアクセルは、他のジャンプと異なり、前向きの助走で踏み切り、半回転多い3回転半。成功した女子は、これまで数人だ。4回転ジャンプが得意な男子でも失敗が多く、最大のライバル、韓国の金妍児も跳ばない。 浅田のトリプルアクセルの特徴は、踏み切り直前の0・5秒間に腕を前後に振りながら沈み込み、腕の反動で右足を振り上げるところにある。 「より高く跳ぶための独特の動作」と名古屋大の池上康男教授は分析する。助走の勢いを効率よく高さと回転エネルギーに変えている。ジャンプの滞空時間は、0・67〜0・6
「世界フィギュアスケート選手権大会 女子シングルフリー」(フジテレビ) 2010年3月28日 19時58分~ 今回もまた不審な結果だった。浅田真央が優勝したのは取りあえず良かったけれど、フリーの採点が2位とは納得がいかない。しかも、キム・ヨナがフリーで1位とは何かの間違いではないか。何故なら、キム・ヨナはすってんころりんと尻餅をついた上に、最後のダブルアクセルは失敗の1回転半になり、終わりの方は虚ろでヨレヨレだったにも拘らず、芸術点では5項目中、演技表現の同点以外、総てが浅田より高得点とは酷すぎる。贔屓以外の何ものでもない。 筆者がけしからんと思ったのは、解説者がなんの疑問も口にしないことである。解説者の中では八木沼純子は最もペケだ。素人でももう少しマシな語彙を使いそうな、ただ、「いいですねえ」とか、他国の選手を褒めるだけ。ジャンプの種類を連呼するのが仕事じゃないだろう。細かい採点表は演技
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く