中国の海賊版CD・DVDショップ。DVDのラインアップに変更はあってもCDのラインアップはあまり変わらない(画像クリックで拡大) 中国在住の筆者が思うに、中国の人々は文化に保守的だ。音楽もしかり。変化の速い中国を象徴するC-POPにしても、新曲が台湾、香港、中国本土で次々とリリースされているにもかかわらず、5年前のヒット曲がいまだに人気かつ現役であり、懐メロになっていない。 中高年にとっては、昔ながらの音楽を聴くことは身近な楽しみのひとつである。もちろん、若者たちも(小細工なしで楽曲をダウンロードできる)インターネット環境をフル活用して音楽を楽しんでいる。中国の人々にとって音楽は欠かせない存在なのだ。 音楽を聴くからには、スピーカーもまた、すべての世代に身近な存在。ところが、人気の高いスピーカーは世代によって全く異なっている。中国人独特の“面子”が、スピーカのニーズに世代間ギャップを生んで