完成したら必ず見せる提案書や見積書。このデータが勝手に改ざんされたりしないようにする「情報トレーサビリティ」が重要だ。コクヨでは「配達証明のようなサービスを近日リリースする」という。 何日も徹夜して作った提案書。完成の喜びに浸る間もなく取引先に渡すことになった。その後の提案書はいったいどうなるのか――。2007コクヨフェアのセミナーで、同社RDIセンターの山崎篤事業部長(@Tovas事業部)が重要性を訴えたのは「情報トレーサビリティ」だった。 そもそも、提案書や見積書は重要な企業情報。渡した企業情報がその後どういう扱いをされるのか――ということにも「注意を払ったほうがいい」(山崎氏) 例えば、A社がB社に対して提案書をメールで送信したところ、B社の担当者が間違えて、A社と競合関係にあるC社に提案書を転送してしまったどうだろう。悪意のある担当者だった場合、意図的に競合他社にリークすることや、