大相撲春場所は荒れる大阪らしく面白い展開になってきた。横綱照ノ富士の途中休場は残念だが横綱不在を感じさせない盛り上がりを見せている。250人以上の新型コロナウイルス感染者で合同稽古や出稽古はもちろん、同部屋の力士同士でもまともにぶつかり稽古が出来なかったので心配されていたが、それを感じさせない白熱した戦いが続いている。まん延防止等重点措置が21日で解かれ、入場者の制限もなくなって更に熱い春場所になりそう。 中日までの経過 勝ってはいても持ち前の圧倒的な迫力もふてぶてしい程の強さもなく、先が案じられていた横綱照ノ富士が早々に休場。一人横綱不在で横綱土俵入りもなく観客離れが心配されたが、今のところは急激な落ち込みはなさそうだ。その要因は各力士の相撲内容にあると思う。立ち合いの変化も少なく、迫力のあるぶつかり合いから、突き押しや差し手争いの攻防、土俵際での粘りなど大相撲の面白さが凝縮された取組が