4月。研究室に新入生がやってきた。4年生が4人、M1が1人、諸事情により移籍してきたM2が1人。驚くべきことに、そのうち83.3%が女性だ。4年生は全員女の子で、しかも何というか、理系大学らしからぬ、女性らしい女性が大半だ。ビュッフェとか言うてたし週末はデートだとか話してるしすごいです。 華やかなのはいいんだけど、3人以上で形成された女子クラスタを苦手とする僕にとって、研究室生活に影を落とす由々しき事態だ。いやそうでもないか。 僕が最近夜行性で夜中に研究しているのは、静かな環境で研究したいのと、作業を中断されるのを嫌うから、だと思う。 僕個人はともかくとして、もう一つ。この研究室で果たして女性が生きていけるのかという不安もあった。 昨年の我が研究室は男率100%、ピュア男子校、下ネタの応酬。流れるアニソン。キーホルダーにフィギュア。パーティションに貼られたグラビア。いつの間にか鞄に入れられ