静岡県教委は、文部科学省が小中学生を対象に行った「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」(全国体力テスト)の結果を発表した。県内児童・生徒の体力合計点は小中とも全国平均を上回ったが、ボール投げと握力で、全国平均を下回った学年もあった。 調査は今年4~7月に実施し、県内の小学5年生と中学2年生が対象。握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、20メートルシャトルラン、50メートル走、立ち幅とび、ボール投げに、中学生のみ持久走を加えて行われた。全国平均を上回った種目の割合は85・3%で、中学女子は全種目で上回った。 一方、小中ではいずれも男子の握力が、体力テストの開始以来5年連続で全国平均より低かったほか、小学生男子のボール投げでも、全国平均を1・19メートル下回った。 県教委は「他地域よりもサッカーが盛んで、ボールを投げる機会が少ないからではないか」としている。 県教委は来月、有識者による検討