1年ぶりとなるニューアルバム「メモリーズ」を12月7日にリリースするGARNET CROW。アルバムには、キャリアに裏打ちされた確固たるスタイルをベースとしながら、たっぷりの遊び心、果敢なチャレンジ精神、そして音楽への深い愛情を余すことなく注ぎ込んだ全11曲が収められる。果たしてそれらは、彼らの鮮やかな進化を感じさせるものとなった。 今回ナタリーではボーカルの中村由利とギターの岡本仁志の2人にインタビューを実施。制作にまつわるエピソードを語ってもらった。 取材・文 / もりひでゆき 貪欲にいろんなタイプの楽曲を作りたかった ──新作「メモリーズ」は、とにかく1曲1曲がものすごく濃いアルバムだなあという印象を受けました。 岡本仁志(G) そうですね。自分たちでも濃いなあって思います。特に前作から比べると1曲1曲が際立ってるというか、つわものぞろいというか。だからすごく聴き応えがあるし、ひょっ