民進党の蓮舫代表は18日、台湾との「二重国籍」を解消したことを証明するため、日本国籍を選択したことを裏付ける戸籍謄本などの関連資料を公表した。党本部で開いた記者会見で公表理由について「野党第1党の党首として発言の信頼が揺らいではいけない」と説明した。党内外の疑問を払拭し、東京都議選敗北後の代表続投に理解を求める狙い。ただ異例の戸籍開示が人権侵害や差別を助長するとの懸念が出ている。 公表資料は台湾のパスポート、台湾籍を喪失した台湾の証明書などが含まれる。戸籍謄本は氏名や出生日、国籍選択の宣言日以外の部分は公開していない。