茨城県つくば市は、今年度に実施した市民意識調査で、「科学のまち」に恩恵を感じることがあるかどうかを初めて尋ねたところ、「あまりない」を含め、「ない」と答えた人が50・4%と過半数を占めたと発表した。 市の担当者は「予想しない結果。市民にどうアピールしていくかが今後の課題」と話している。つくば 意識調査は2005年度から1、2年おきに実施しており、今年度は昨年8月に、18歳以上の男女3000人を対象にアンケートを郵送し、44・9%に当たる1347人が回答した。 科学のまちに恩恵を感じる人は、「どちらかといえばある」が22・0%、「ある」は14・8%で、4割に満たなかった。回答は「あまりない」が最多の26・9%を占め、「ない」は23・5%だった。市の中心部では「ある」と答える人が多く、周辺部では「ない」と答える人が多い傾向があった。 担当者は「中心部は研究職の人や、子どもを通じて科学に触れる機