2009年7月5日、平和的な抗議デモを行っていたウイグル人に対し、中国政府の弾圧と虐殺が繰り広げられたウルムチ虐殺事件から6年を迎えます。当時、6月26日に広東省で漢民族によるウイグル人への大規模な襲撃事件が発生、ウイグル人はこれに対抗して平和的な抗議デモを行っただけなのに、中国政府は武装警察や軍隊を動員して、身を守る手段もないデモ隊に発砲し、無慈悲な暴力を加えました。犠牲者の数は数千人の規模に及ぶと考えられています。 中国政府が犠牲者数を197人と発表、しかもそのほとんどが漢民族だったとしていますが、これが虚偽であることは、RFAをはじめとする様々な現地からの証言で明らかです。そして、逮捕された人々には拷問や虐待がくわえられ、少なくとも8名が正式な裁判もうけずに処刑されています。 そして、この虐殺事件後、中国政府は事実上ウイグルを戒厳令下に近い軍事制圧下におき、多数の若者が強制的に拉致さ