いよいよ夏がやってきた。夏休みの旅行を心待ちにしている人も多いと思うが、特に旅行業界の方々は書き入れ時ということもあり大忙しだ。ネットの登場により、消費者が恩恵を受けてきた業界でもある旅行業界。過当競争による収益性の低さで頭が痛いと言われているが、ずっと手をこまねいているわけではなく、世界中の企業で、さまざまな取り組みが始まっている。 今回は、旅行業界を代表して、仏航空会社のエールフランス、日本郵船の豪華客船クリスタルクルーズ、そして仏アコーホテルズのブランドであるソフィテルのマーケティングについて書いてみたいと思う。偶然の一致なのだが、各社ともに「旅行記」をコンセプトにしたキャンペーンを始めている。日本の旅行業界の競争が、より良いものになっていくことを期待しながら、以下の紹介をしたいと思う。 アコーホテルズ「ソフィテル」の取り組み 上記の写真は、実際にソフィテルに宿泊した客が作成した旅行