滋賀県・旧東浅井(ひがしあざい)郡虎姫町(とらひめちょう)にある大規模な改良住宅群は、同和事業の顕著な例である。 2011年1月に改良住宅の1つで起こったガス爆発事故をきっかけに、住民による家賃の滞納、また貸しなど不正行為が明るみになった。弊舎は「同和と在日④」で虎姫改良住宅についてのレポート記事を発表したが、その後、改善されたのか。虎姫の今に迫った。 滋賀県JR米原駅から北陸本線で福井県敦賀方面に向かう。ちょうど長浜駅をすぎた辺りで、車窓には青い屋根を持つ二戸一(にこいち)(独立した2つの家屋が1つに結合している住宅)が見えてくる。あるいは自動車の場合、国道8号線の姉川(あねがわ)を過ぎたあたりでもこの二戸一住宅群が視界に広がってくる。 これぞ旧虎姫町改良住宅である。「2ちゃんねる」の人権問題板等では、“タイガープリンセス”または略してタイプリと呼ばれた。虎姫町は2010年に長浜市に編入
