昔,大学に入りたての時,最初の頃の授業で先生に, 「高校までの勉強には答えがあったけど,大学の勉強には答えがあるとは限らない。 問題と答えを自分で考えるのが大学からの勉強だ。」 ということを言われました。 確かに,大学時代に学んだ物理や生物は,高校の時とは違って,「ここはまだ明らかになってない」「ここには2つの説があって,まだ決着がついていない」ということだらけでした。 研究者は,その明らかになっていないことを確かめるために研究をするわけですし,科学はまだまだ発展途中ですので,わからないことだらけです。 そして,何かを「覚える」ことは,大学以上の講義ではほとんど求められませんでした。 試験でも,基本的に参考書などは持ち込み可でしたし,本を見ればわかることは見ればいい,その上で自分の頭で考えることが大切にされる試験でした。 当時はパソコンは持ってなかったのでポケコンを持ち込んで計算などをして
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