オリンパスは6日、新設計手法を用いて開発した「軸対称自由曲面レンズ」を発表した。併せて、同レンズを使用したプロジェクターとCCDカメラを試作した。 新設計手法は、同社の研究機関「未来想像研究所」が開発したもので、同社が2004年に開発した回転対称ではない自由形状のレンズ面とプリズムを融合させた光学素子「自由曲面プリズム」を応用した。レンズの光学特性と、レンズ表面を定義する曲線の関係を見直すことで、従来の球面や非球面レンズで用いていた設計手法では定義できない自由度の高いレンズ設計が可能になったという。 これにより、光学設計が容易になると同時に、高い設計自由度が得られるとしている。