フランス・ロルモン(Lormont)の病院で、「臨床的な死」を宣告された14時間後に目覚めたリディ・ペラール(Lydie Paillard)さんと2人の息子(2010年10月20日撮影)。(c)AFP/JEAN-PIERRE MULLER 【10月21日 AFP】仏ボルドー(Bordeaux)の私立病院で、「間違いなく臨床的に死亡した」と宣告された女性が14時間後に何事もなく目覚めていたことが、20日明らかになった。女性の息子たちが宣告後も人工呼吸器を外すことに反対したのが幸いした。 この女性は、がんで入院していたリディ・ペラール(Lydie Paillard)さん(60)。病院関係者によるとペラールさんは、医師が化学療法の準備をしていたところ、突然意識を失った。医師は蘇生を試み、人工呼吸器を装着。その後、ほかの医師らとも相談した上でペラールさんの息子たちを呼び、母親が「臨床的な死を迎えた