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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp (1)

  • 地底700メートルの耐久作戦と後遺症

    チリの首都サンティアゴから北へ約800キロ。金や銅を採掘するサンホセ鉱山で相次いで落盤事故が起きたのは8月5日のことだ。当時地下で採掘に当たっていた作業員33人は、日を追うごとに生還の可能性が薄れていくかにみえた。 ところが8月22日、地下700メートルの緊急避難所に全員が避難していることが確認された。事故発生から17日目だった。それからというもの、地上と避難所の間では、直径10センチ程度の穴を介して料や医薬品が届けられ、手紙が交換され、予想以上に元気で規律正しい生活を送る作業員の映像が届けられた。 とはいえ当の試練はこれからだ。新たなトンネルを掘って作業員全員を救出するには3カ月かかる。その間彼らの気力と体力を維持するにはどうしたらいいのか。 チリ政府当局は、NASA(米航空宇宙局)にアドバイスを求めている。NASAなら、国際宇宙ステーションなど閉鎖的な空間で人間が長期間過ごす場合、

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