人とコミュニケーションをとるうえで“アイコンタクト”は重要な役割を果たすが、必要以上に相手の目を見つめすぎるとドラッグを服用したときのような意識障害が生じることが新たな研究により明らかになった。 相手の顔がモンスターに見えてくる イタリア、ウルビーノ大学の研究チームがおこなったこの研究では、40人の被験者を2つのグループに分け、1つには被験者同士を2人組にして薄暗い部屋の中で10分間、1メートル離れた距離から相手の目を、もう1つのグループには、同じような部屋の中で10分間、壁をみつめてもらった。 その後、精神状態を検証するテストを実施したところ、10分間他人の目を見つめていたグループは、色彩強度が薄れたり、音が小さくなったり大きくなったり、意識が薄れそうになったりといった自分が自分であるという感覚が失われた状態(解離状態)を経験していたことが明らかに。 また、これらの被験者は、実験中、相手