会社が支店やサテライトオフィスなどで初めて人を雇う場合、その場所の大小にかかわらず、「保険関係」が発生します。 では、ここでいう「保険関係の成立」はどの単位を指すのでしょうか。実はそれぞれの保険で扱いが変わってきます。つまり、同じ会社でもAという本社とBという支店が別の場所にある場合は、その状況によって提出する書類が変わってくる、ということです。 ここでは、就業場所と保険関係成立の関係について、解説をいたします。 1.労働保険では業種が大事。同じ労災保険料率で初めて束ねられる。 2.雇用保険は事業所毎で行うことが原則。まとめて本社で手続きしたいなら別に申請書の提出が必要。 3.社会保険関係も事業所単位だが、「事業所」の定義が少し違う。 まとめ 1.労働保険では業種が大事。同じ労災保険料率で初めて束ねられる。 まずは「労働保険の保険関係成立届」です。労働基準監督署に提出するものになります。