昨夏の参院選で初当選した民主党の江崎孝参院議員が2009年8月に後援会設立を記念した政治資金パーティーを開催した際、会場には約300人しか収容できないのに、約2千枚のパーティー券(1枚1万円)を販売していたことがわかった。江崎氏は自治労の全面支援を受ける組織内議員で、パーティー券の販売先の大半は自治労関係だった。過大な枚数を販売することについて、自治労関係者からも「理解が得られるか疑問だ」との声が上がっている。 江崎氏の資金管理団体「えさきたかし後援会」の09年の政治資金収支報告書などによると、政治資金パーティーは09年8月25日、熊本県益城町の展示場で開催。92の団体・個人にパーティー券を販売し、年間収入の9割弱にあたる約1980万円の収入を得ていた。費用は約170万円だった。 収支報告書には、20万円超のパーティー券を購入したとして、自治労や道府県本部、県本部役員など32の団体・個