茨城県大洗町のキャラクター「アライッペ」 【貞国聖子】東日本大震災後、観光客の減少に苦しむ茨城県大洗町が、町のイメージキャラクター「アライッペ」を誕生させた。ゆるキャラブームにあやかりたい町は「完全復興のために一役買ってほしい」と期待する。11月17日、町内である「大洗あんこう祭」でお披露目される。 大洗町への観光客は年間550万人ほどだったが、震災があった2011年は300万人弱に激減した。昨年は約400万人まで回復したが、まだ震災前の7割程度だ。 PRしようと町が今年4月から約2カ月間、イメージキャラクターを初めて公募し、全国から1145点が寄せられた。 小谷隆亮町長や職員らでつくる選考委員会でアライッペについて話し合ったところ、「モップみたいだ」「水戸市のみとちゃんのような通常の人形タイプがいいのでは」など難色を示す声が上がった。 だが、選考委員の中高生が「ほかのゆるキャラ