自然災害や事故など緊急事態が生じたときに、製品やサービスを供給し続けることである「事業継続」は、企業の命運を左右する重要問題です。だからこそ、事業継続を確実にするための事業継続計画(BCP)策定や、円滑な運用(BCM)は、近年の東日本大震災や新型インフルエンザ流行ともあいまって、社会的に大きな注目を集めています。 内閣府調査によれば「2019時点で大企業の約68%がBCP策定済み」と、関心が急激に高まっていることがわかります。 とはいえ当調査結果で、中堅企業でのBCP策定率はまだ34%強にとどまっているのが現状。そこでここでは、「そもそもBCPとは何か」という原点に立ち返った上で、BCPの必要性について、管理手法であるBCMの意義と合わせて解説します。そしてまだBCPを策定していない企業のために、役に立つテンプレートを3点ピックアップし、それぞれの特長を説明します。 BCPとは何か?BCP