万引品の疑いがあったにもかかわらず買い取り警察に届け出なかったとして、東京都公安委員会が、古物営業法に基づき、ソフトレンタル店「TSUTAYA(ツタヤ)」の運営会社(大阪市)に買い取り店の営業停止処分を出す方針を固めた。 警視庁生活安全総務課によると、今年7月~8月、東京都日の出町にあるツタヤの直営店が、都立高校1、2年の男子生徒3人から3回にわたって万引品のゲームソフトなど計約140点を約11万円で買い取ったにもかかわらず、警察に届けなかった。 同課によると、男子生徒らは盗んだ新品のゲームソフトなどと一緒に、友人の携帯電話の番号を書いて偽装した親の同意書を持ち込んでいた。買い取りをした店員は同部の調べに、「怪しいと思った。店長には報告していた」と説明しているという。 都公安委員会は、今月29日にツタヤの運営会社に対して聴聞会を開き、その上で処分を決定する予定。同店については、中古品の買い