ゴジラが大好きだ。平成VSシリーズのVHSと共に幼少期を過ごし、新世紀シリーズは全て劇場に足を運んだ。『FINAL WARS』には子どもながらに言いたいことがないわけでもなかったが、最後のゴジラ映画ということもあり二回劇場に連れて行ってもらった。それから約10年に渡る怪獣映画冬の時代を耐え忍び、『パシフィック・リム』に熱狂した。そして満を持してスクリーンに帰ってきたゴジラは日本生まれアメリカ育ちのヤツだったが、随所に配されたオマージュに胸を熱くした。2014年公開、ギャレス・エドワーズが手掛けた新しいゴジラは、エメリッヒ産のおっきなイグアナ怪獣のトラウマを払拭し、今一度世界に「GODZILLA」の名を轟かせた。 それから5年が経ち、またしても海外からアイツが現れた。しかも、往年の東宝スター怪獣と、ゴジラ愛をこじらせすぎた最狂のオタク監督という武器を引っ提げてだ。そして今、この映画が公開され