タワーマンションが林立する川崎市の武蔵小杉駅周辺を襲った、2019年10月の台風19号による内水氾濫。地下3階の電気設備などが浸水し、機能不全に陥ったパークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワーの住民らは、被災の原因調査と再発防止に取り組むタスクフォースを結成し、建物が機能不全に陥ったメカニズムを解明した。 原因調査に取り組んだ理由について、タスクフォースのリーダーを兼任する同マンションの理事長は、「水害は地震と異なり毎年発生するリスクがある。再発防止策を打ち出すには、被災原因の究明が不可欠だと考えて取り組んだ」と話す。 川崎市の武蔵小杉駅前に立つ「パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー」。2019年10月の台風19号による内水氾濫で地下3階の電気設備などが浸水し、機能不全に陥った(写真:パークシティ武蔵小杉ステーションフォレストタワー) フォレストタワーが浸水したのは19年
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