「チューナーが売り切れている」「機器の接続や設定が分からない」-。アナログ放送の番組が終了し、ブルーバックのお知らせ画面に切り替わった24日正午以降、国や放送局の対応窓口には、視聴者からの問い合わせや苦情が相次いだ。正午から夜にかけ寄せられた問い合わせは、計10万件以上。高齢者の相談が目立ち、チューナーの品薄を訴えたり、操作方法などに関する声が多かったという。 総務省地デジコールセンターに、正午から午後6時までに寄せられた約5万9900件のうち、最も多かったのは苦情で20%。NHKではブルーバック移行後に相談件数が跳ね上がり、午後2時までの2時間で1万1531件、同8時までには2万9200件に達した。NHKの「アナログ放送終了お問い合わせセンター」では300人で対応したが、正午からの約1時間は電話がかかりにくくなる状態が続いた。 全国の地上波民放(岩手、宮城、福島県除く)115社にも問い合