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帆村荘六に関するext3のブックマーク (4)

  • 海野十三 蠅男

    発端 問題の「蠅男(はえおとこ)」と呼ばれる不可思議なる人物は、案外その以前から、われわれとおなじ空気を吸っていたのだ。 只(ただ)われわれは、よもやそういう奇怪きわまる生物が、身辺近くに棲息(せいそく)していようなどとは、夢にも知らなかったばかりだった。 まことにわれわれは、へいぜい目にも耳にもさとく、裏街の抜け裏の一つ一つはいうにおよばず、溝板(どぶいた)の下に三日前から転がっている鼠(ねずみ)の死骸(しがい)にいたるまで、なに一つとして知らないものはないつもりでいるけれど、しかし世の中というものは広く且つ深くて、かずかずの愕(おどろ)くべきものが、誰にも知られることなく密かに埋没(まいぼつ)されているのである。 この「蠅男」の話にしても、ことによるとわれわれは、生涯この奇怪なる人物のことをしらずにすんだかも知れないのだ。なにしろこの「蠅男」がまだ世間の注意をひかないまえにおいては、こ

  • 蠅男 名探偵帆村荘六の事件簿2 - 海野十三/日下三蔵 編|東京創元社

    国内ミステリ > 格ミステリ 国内ミステリ > 短編集 創元推理文庫(M) 判型:文庫判 ページ数:382ページ 初版:2016年9月23日 ISBN:978-4-488-44613-0 Cコード:C0193 文庫コード:M-う-1-3 装画:遠藤拓人 装幀:山田英春 名探偵帆村荘六、再び帰還! 科学知識を駆使した奇想天外なミステリを描いた、日SFの先駆者と称される海野十三。鬼才が生み出した名探偵が活躍する推理譚から、傑作集第二弾を精選して贈る。密室を自由に出入りし残虐な殺人を繰り返す、稀代の怪人との対決を描く代表作「蠅男」。在原業平の句にちなんだ奇妙な館に潜む恐るべき秘密を暴く「千早館の迷路」など、五編を収録。解説=日下三蔵

    蠅男 名探偵帆村荘六の事件簿2 - 海野十三/日下三蔵 編|東京創元社
  • Amazon.co.jp: 獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫): 海野十三 (著), 日下三蔵 (編集): 本

    Amazon.co.jp: 獏鸚 (名探偵帆村荘六の事件簿) (創元推理文庫): 海野十三 (著), 日下三蔵 (編集): 本
    ext3
    ext3 2015/07/23
    お?おお?
  • 獏鸚 (海野 十三)

    におけるSFの始祖となった小説家。名は佐野昌一。徳島市の医家に生まれ、早稲田大学理工科で電気工学を専攻。逓信省電気試験所に勤務するかたわら、1928(昭和3)年、「新青年」に『電気風呂の怪死事件』と名付けた探偵小説を発表して小説家としてデビュー。以降、探偵小説、科学小説、加えて少年小説にも数多くの作品を残した。太平洋戦争中、軍事科学小説を量産し、海軍報道班員として従軍した海野は、敗戦に大きな衝撃を受ける。敗戦翌年の1946(昭和21)年2月、盟友小栗虫太郎の死が追い打ちをかけ、海野は戦後を失意の内に過ごす。筆名の読みは、「うんのじゅうざ」、「うんのじゅうぞう」の二通りが流布している。丘丘十郎(おか・きゅうじゅうろう)名でも作品を残し、名では電気関係の解説書を執筆している。 「海野十三」

    獏鸚 (海野 十三)
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