「水曜!いかがでしょう」のオープニング。「三東電器」という架空のメーカーの1社提供番組という設定になっている(「水曜!いかがでしょう」から) 昭和のテレビ番組の「あるある」を緻密に再現したパロディー動画を作り続けている人がいる。フィルムエスト主宰のにしい=西井紘輝=さん(29)だ。人気バラエティー番組「水曜どうでしょう」の元ネタで、昭和43年に放送されたという設定の番組の完成度には、本家のディレクターも絶賛。SNS上でも大きな話題になるなど、昭和を知らない世代にも響く秘密とは。 昭和43年の番組「水曜!いかがでしょう」。浪曲師、虎沢広造とアナウンサーがサイコロを振り、出た目に応じて指示通りに旅に出る。最初に出たのは「急行桜島で東京駅から西鹿児島駅へ」。26時間かけて到着し、2度目のサイコロを振ると突然の幕切れが訪れる。当時の収録で使われていたフィルムを使い切ってしまったのだ-というのは、に