国内最悪 「レベル5」引き上げ 3月18日 18時50分 福島第一原子力発電所で相次いでいる事故で、原子炉内の核燃料の損傷が大きく、外部に放射性物質が漏れていることから、経済産業省の原子力安全・保安院は、事態の深刻さを示す国際的な基準に照らして評価をした結果、32年前にアメリカで起きたスリーマイル島原発での事故と同じ「レベル5」に引き上げました。「レベル5」は、これまで国内で起きた原子力事故としては最悪の評価となりました。 原子力施設で起きた事故については、原子力安全・保安院が、国際的な評価基準のINES=国際原子力事象評価尺度に基づいて、事態の深刻さをレベル0から7までの8段階で評価することになっています。原子力安全・保安院は、18日午後6時前からの記者会見で、福島第一原発の1号機から3号機で相次いで起きている事故について、原子炉内の核燃料の損傷が全体の3%以上と大きく、発電所の外に放射