ラテン文字における筆記体 (Cursive style) は各単語内のすべての文字を連結させ、一本の複雑な筆線で記述する筆記の形式である。イギリスでは “joined-up writing”、オーストラリアでは “running writing” と呼ばれている。筆記体は、手書き文字と活字の折衷であるブロック体や活字体とは異なるものであるとされている。 アメリカ独立宣言。本文は筆記体による 19世紀半ばからタイプライターが普及する1925年ごろまでアメリカ合衆国で使われた筆記体・スペンセリアン (Spencerian)。ビジネス文書の事実上の標準的な書体だった 過去の文書の例を挙げると、17世紀前半のマサチューセッツ州プリマス植民地の知事ウィリアム・ブラッドフォードの手書き文字ではほとんどの文字は分離されていたが、いくつかの文字は筆記体のように連結されていた。その1世紀半後にあたる18世紀