李受刑者が侵入した可能性がある空き家を調べる捜査員ら(13日午前、広島市西区で、本社ヘリから)=菊政哲也撮影 広島刑務所(広島市中区)から中国籍の李国林受刑者(40)(逃走容疑で特別手配)が脱走した事件で、広島県警は13日、同刑務所の西約1・5キロの民家で李容疑者によるとみられる空き巣被害があり、衣類などが盗まれたと発表した。室内にあったビールの空き缶に付いた唾液のDNA型が、李容疑者のものと一致した。この周辺では、李容疑者に似た男を見たとの情報もあり、県警は、付近に潜伏している可能性が高いとみて、警察官約500人を投入して捜している。 発表によると、12日午後2時過ぎ、同市西区南観音の男性会社員(47)宅から「空き巣に遭った」と110番があった。たんすなどが物色され、黒色ダウンジャケット(XLサイズ、ノースフェイス製)や黒色トレーニングズボン(同サイズ、ユニクロ製)、黒色で白い星形模様入