iPhone(アイフォーン)同士でデータを送受信できる無線通信機能「AirDrop(エアドロップ)」を悪用し、近くの人にわいせつな画像を送りつける迷惑行為が各地で起きている。SNS上で「エアドロップ痴漢」と呼ばれ、被害を訴える書き込みが相次いでおり、警察に摘発されるケースも。個人情報を知られるおそれもあり、専門家は設定を変更して自衛するよう呼びかけている。 大阪市北区の会社員女性(28)は9月上旬、電車で帰宅中にアイフォーンでゲームをしていたところ、突然画面が震え、見知らぬ女性の裸の画像が表示された。画像を受け取るかどうか尋ねるメッセージが表示され、女性は慌てて「辞退」を選択。気持ち悪さを感じながら、自宅に帰った。 その後、インターネットで調べると、「エアドロップ痴漢」と呼ばれる同様の被害に関する書き込みがあふれていた。女性は「画像を送った人間に近くで見られていたと思うと、悔しい」と憤りを