ドイツが生んだ怪奇・幻想・恐怖・耽美・諧謔・綺想文学の、いまだ知られざる傑作・怪作・奇作18編を収録。 ≪人形≫≪分身≫≪閉ざされた城にて≫≪悪魔の発明≫≪天国への階段≫≪妖人奇人館≫……6つの不可思議な匣が構成する空前にして絶後の大アンソロジー。ほとんど全編が本邦初訳!! ▼目次 I 人形 クワエウィース? フェルディナンド・ボルデヴェイク 伯林白昼夢 フリードリヒ・フレクサ ホルネクの自動人形 カール・ハンス・シュトローブル II 分身 三本羽根 アレクサンダー・レルネット=ホレーニア ある肖像画の話 ヘルマン・ヴォルフガング・ツァーン コルベールの旅 ヘルマン・ウンガー III 閉ざされた城にて トンブロウスカ城 ヨハネス・リヒャルト・ツアー・メーゲデ ある世界の終わり ヴォルフガング・ヒルデスハイマー アハスエルス ハンス・ヘニー・ヤーン IV 悪魔の発明 恋人 カール・フォルメ