36人が犠牲になった京都アニメーション放火殺人事件で、殺人や現住建造物等放火などの容疑で逮捕された青葉真司容疑者(42)が「死にたくなくて(現場から)逃げた」という趣旨の供述をしていることが29日、分かった。京都府警は、大きなやけどを負うことを想定しておらず、驚いて逃走したとみて調べている。「(犠牲者は)2人ぐらいだと思っていた」とも話していたという。 捜査関係者によると、事件当日、青葉容疑者はガソリン計40リットルを購入したが、実際に使われたのは4分の1程度だった。青葉容疑者がガソリンの揮発性や燃えやすさを正確に認識していなかったため、大火災につながったとみられる。 青葉容疑者は「(犠牲者は)2人ぐらいだと思っていた」と供述していたことも分かった。事件で全身の約9割にやけどを負い、10カ月にわたって治療を続けていたため被害の全容を把握する機会がなく、36人が亡くなったことも27日に逮捕状
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