いまも愛される、SFアクション映画の代表格、『ターミネーター』(1984年)と、『ターミネーター2』(1991年)。観客からの圧倒的な支持とヒットを受け、この後にもシリーズ作品がいくつも製作されたが、やはり最初の2作は別格である。これらを創造したジェームズ・キャメロンは、ここからシリーズを離脱し、重要な役を演じたリンダ・ハミルトンもまた、脚本の内容を理由に遠ざかってしまう。 そんな2作の“正統続編”という位置付けで製作された本作『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、この二人に加え、「これが最後のシリーズ出演」と宣言したアーノルド・シュワルツェネッガーも参加し、久しぶりに“レジェンド”が揃った作品となった。さらに監督を、『デッドプール』(2016年)を大ヒットさせたティム・ミラー、ストーリーをジェームズ・キャメロン、脚本を『ダークナイト』(2008年)のデヴィッド・S・ゴイヤーらが務めるこ